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2005.03.23

中国語入力方法を考える。

最近は、卒論を書くため、部屋にこもって執筆していることが多い。

台湾の大学院に在籍しているため、卒論も当然中国語で書かなければならない。大学院入学当初は、卒論を書く頃には中国語も上達し、 何とかなるだろうと思っていたが、実際に執筆する時になれば、やはり非常に苦労する。

 自分が中国語で論文を執筆する際、一番困っている問題はPCの中国語入力である。日本語入力の場合は、ローマ字入力でも、 一分間40文字ぐらいで打つことができるため、あまり不自由を感じることなく、文字入力することができる。

 繁体字の中国語を入力する際、台湾人が最も利用しているIMEが、マイクロソフトの新注音輸人法だろう。 このIMEは基本的に注音を利用して入力する。  注音とは台湾が独自に使っている発音記号であり、ㄅ=b, ㄆ=p, ㄇ=m, ㄈ=f などで、注音を組み合わせて入力する。この入力方法は強いて言えば、日本語の『ひらがな入力』に似ている。

 この方法のメリットは、台湾人は注音は学校で誰でも習うので、非常に覚えやすい点にある。だが自分にとって、大学から、 中国式のピンインを勉強しているため、注音発音にあまり慣れておらず、あまり使えない。それに注音入力するためには、 キーボードの注音配列を覚えなければならない。 だが私のノートパソコンは、日本で購入したもので、 キーボード上に注音配列の表記は当然ないため、注音入力法は使えない。

 新注音輸人法はピンイン入力にも対応しているため、以前はピンインを使って、レポートを書いていた。 ただしこのピンイン入力の欠点は、中国語は同音異義の字が非常に多いため、入力したい漢字がなかなか見つからず、いらいらすることが多い。 また例えばzhang、zhanなど、よく似た発音の漢字を非常に打ち間違いやすい、発音が分からない単語も入力できない(一応、 手書き検索もできるが、効率が非常に悪い)。ピンイン入力では、一分間で10文字から20文字ぐらいしか打てず、 自分の思考の速さで文字入力することができない。

 ただでさえ中国語で執筆する場合、自分の母語のように自由に使いこなすことができない上に、 すばやく思い通りに入力することができないため、執筆の効率が非常に悪い。最近はとりあえず、先に日本語で原稿を書き、その後、 中国語に翻訳し直すやり方で執筆してきた。しかしこれでは二倍の時間を要する。

 その他の主な入力方法には、 倉頡,大易入力などがあるが、これも、中国語の入力に対応したキーボードが必要で、 覚えるのがめんどくさい。

 博士課程の台湾人の友人に、中国語入力のことについて話していたら、彼は嘸蝦米輸入法を使うことを勧めてくれた。嘸蝦米輸入法は慣れれば一分間で50文字以上の入力が可能だそうである。 また基本的にアルファベットを利用して入力するため新たにキーボード配列を覚える必要は無い。しかし入力方法は、 リンク先のホームページを見れば分かるが、かなり複雑で、マスターするには、時間がかかる。嘸蝦米輸入法は漢字をパーツごとに分解し、 そのパーツにアルファベットを割り当てて入力するわけで、その主な入力方法は下記のとおりである。

(形):取字根的「形狀」

例如:命 = AOP、哈 = OAO

哥 = TOTO、阿 = BTO

州 = YYY

尋 = EIOA(「寸」字斜看, 就很像「A」)

(音):取字根的「發音」

例如:粉=米(M)、八(B)、 刀(D)=MBD

移=禾(H)、夕(C)、 夕(C)=HCC
票=西(C)、二(R)、小(S)=CRS
賈=西(C)、目(M)、八(B)=CMB

可能有人會問說:何時取音? 又何時取其形呢?會不會混淆呢?不會的!只要是唸得出聲音來的「字根」,大部份是取它的「音」。例如:

與注音「ㄅ」 有關的字根=B如半、不、比、八=B

與注音「ㄆ」 有關的字根=P如皮、平、卜、片、ㄆ=P

與注音「ㄇ」 有關的字根=M如米、目、毛、矛、門=M

與注音「ㄉ」 有關的字根=D如 大、刀、豆、歹、鬥、斗=D

與注音「ㄌ」 有關的字根=L如 立、來、耒=L

與注音「ㄦ」 有關的字根=R如 耳、儿、爾=R

與注音「ㄨ」 有關的字根=W如 文、午、巫、瓦=W

與注音「ㄩ」 有關的字根=U如 永、月、雨、于、予=U

http://www.liu.com.tw/brief.htm

 

はっきり言って、入力方法をマスターすることは非常に時間がかかる。 そのため一度は習うことに挫折したが、最近、卒論を執筆するに当たり、中国語入力があまりに遅く、我慢できないため、がんばって、 使いこなせるように練習することにした。嘸蝦米輸入法の練習には、解説本を買う以外に、 嘸蝦米を開発した行易有限公司のホームページ上で、 輕鬆學會嘸蝦米をダウンロードでき、(日本語のOSでこのソフトを使うのは、 マイクロソフトのAppLocaleの利用が必要。)上記のソフトを使えば、嘸蝦米輸入法の入力方法が大体分かる。 嘸蝦米輸入法の入力にはかなり慣れが必要で、何度も練習しないと、やり方が分かっても、思い通りに入力することは難しい。

このソフトで練習して、慣れれば、 1分間で25文字ぐらいで入力することができるようになる。 ただこの打ち方だけでは複雑な形をした漢字の入力は、どのアルファベットを打てばいいのか考えつつ、打たなければならず、 やはり面倒で、文字入力だけなら構わないが、文章の思考の妨げになる。

嘸蝦米のメリットは、よく使う単語の入力が省略できる点にある。 「習」は通常ならば「eepd」 と入力しなければならないが、「ed」のみで入力も可能である。こうしたショートカットも覚えることができれば、 入力が非常に効率的になる。 よく使う漢字は大体、正規なアルファベット以外の打ち方がある。「後」の入力ならば、通常ならば、 「miwp」になるが、「i」の一文字で入力可能。など柔軟なうち方ができ、同じ漢字でも、何種類の打ち方ができる。 こうしたショートカットの使い方は嘸蝦米快打で練習できる。嘸蝦米は、このショートカットも覚えなければ、 あまり使い物にならない。

新注音輸人法と比較すれば、嘸蝦米は覚えるのは大変だが、新注音と異なり、 漢字選択する手間がほとんど必要無く、覚えてしまえば、かなりスムーズに中国語を入力することが可能である。 中国語のタイピングコンテストでは、一分間200字以上の入力ができる人もいたそうであり、、私の知人は講義や、 会議での発言をパソコンで口述筆記できるほどである。

また、打ち方さえ覚えてしまえば、 発音が良く分からない、 またはあいまいな単語も入力可能な点であろう。ただしこの入力法の問題点は、漢字の形を、ちゃんと覚えていないと入力できない。 漢字の書き方を忘れがちな人にとっては、なかなかスムーズに入力できない。

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コメント

ありがとうございました。
とても参考になりました。

どういたしまして

嘸蝦米輸入法を是非やりたいのですが、ハイパーリンクをクリックしてもエラーページが表示されます。できるだけ早く知りたいのですが、なにかいい方法があればお教えいただければ幸いです。

日本語のOS用の嘸蝦米輸入法の試用版は下記のアドレスでダウンロードできるはずです。(7月1日まで使用可能です。)
http://www.liu.com.tw/dl.htm
http://www.liu.com.tw/liu2000eb.exe

私が試した

練習用の「輕鬆學會嘸蝦米」、「嘸蝦米快打」共に行易有限公司の上記ホームページでダウンロード可能のはずです。
出来ない場合、下記のアドレスからもダウンロード可能だと思います。ちなみにこちらはフリーソフトです。
http://reg.softking.com.tw/freeware/index.asp?fid1=17&fid2=258&fid3=414
http://reg.softking.com.tw/freeware/index.asp?fid1=17&fid2=258&fid3=10319

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