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2006年3月

2006.03.29

馬英九の訪米

3月20日から馬英九国民党主席兼台北市長は訪米し、先日その日程を終え、台湾に帰国した。
 訪米中の馬の言動、活動は台湾の国民党系メディアを通じて、連日、大きく報道され、台湾内でも非常に注目されていた。今回の訪米は明らかに2008年の総統選挙を向けた、馬の対外政策の発表会だったともいえる。
 今回の訪米を通じ、馬が今後、どのような対中政策を採るのか明らかにし、総統選挙でも今回の発言とは基本的に変わらないと思え、そういう点では注目すべきものだったとも言える。

今回、馬の対中政策の簡単な要点はだいたい以下の内容だったと思う。

  1. 馬の両岸政策の基本は台湾の現状維持
    台湾独立宣言には反対。その理由として、馬は中華民国としてすでに独立していることをあげている。、台湾独立宣言は中国との関係を致命的に悪化させ、アジアの安定と平和を脅かす要素になることを理由に反対。
    また憲法改正など、中華民国の枠組みを変えるような行動についても反対。
    一方、現時点での台湾と中国の統一に対しては反対。
     将来的な統一問題については中国側の変化、すなわち中国の民主化の進展、経済発展に応じ、台湾人の選択によって決定する、ただ当面は現状を維持することを目的とする。

  2. 国民党の中国との対話は「92共識」を原則とする
    「92年の共識」とは1992年、国民党と共産党が戦後、初めて上海で国民党、共産党の代表者が会談し、打ち出した共同認識である。その共同認識の国民党側の解釈は「一個中國,各方表述」すなわちひとつの中国を認めるが、共産党側、台湾側の中国の定義は認識は各自異なるというのが、国民党側の主張である。
     共産党側が言うひとつの中国は中華人民共和国を表すが、台湾側が解釈するひとつの中国とは中華民国であるというのが、国民党側の主張で、この共同認識を前提に中国との対話を進めること。

  3. 言うならば統一問題を実質的に棚上げし、中国と実務的対話を進めるというのが、馬の主張であるともいえる。上記の原則を基礎に、中国と積極的に交流を進め、経済交流、ならびに三通の実現、中国との直航の実現、馬は演説中、松山飛行場(台北の国内線専用の飛行場)で、中国への直航を実現したいと発表していた。また中国の学位の認定、パンダの受け入れなど、中国と積極的に交流する。

  4. 中国の軍拡について
    平和交渉を進めることによって、両者の衝突を抑えることに期待し、台湾も軍拡を進め、軍拡競争が進めることを反対。

  5. 国民党が、アメリカからの兵器輸入に反対する理由
    台湾にとって、資金的負担が大きすぎる。
    世論調査で、軍拡に反対する声が大きい。
    2004年、総統選挙とともに行われた国民投票で、反対されている。
    予算要求の際、国防部側、資料の不足で、その兵器購入の合理性が疑わしい。
    今年の場合、陳政権が国統会の終止を宣言し、両岸の対立が高まり、予算の通過は、両岸の対立をさらに深める危険性があり、中国側に誤ったシグナルを送る結果になるのが、反対の理由。

馬の両岸政策に対する私見
 馬が主張する両岸政策で最大の問題点となるのは「九二共識」に関する中国側と、台湾側の差異から、生じる矛盾をいかに処理するのかという点であろう。中国側はたびたび、台湾との交渉の前提は「九二共識」を遵守することであると主張しているが、中国が主張する「九二共識」とは「ひとつの中國」であり、国民党が主張する「一中各表」を共産党側は認めていない。

 この点は昨年、親民党指導者宋楚瑜が訪中した際も、はっきりと現れている。

 宋楚瑜が中山陵(孫文の墓、中山とは孫文の号、中国では一般的に、孫文と呼ばず、孫中山と呼ぶ。ちなみに孫文の号の中山は日本人の中山さんから名づけられた。)を参拝した際、事前に「中華民国の国父に、われわれは中華民国の子であり、民である」と主張することを予告していた。しかし中国側は宋に圧力をかけ、結局、中山陵で祭文を読む際、そうした部分は削除することを余儀なくされ、民国94年5月7日(中華民国で使われている年号)を読むあげることもできなかった。

 また宋楚瑜は清華大学で講演中、「一塊招牌、兩間店面、殊途同歸、自強不息(ひとつの看板、二つの店舗、路は異なるが、目指すところは同じで、たゆみなく向上を目指す)」と発言し、現状のひとつの中華人民共和国、中華民国が存在していることを暗喩する発言を行ったが、中国側はこの宋楚瑜側の発言に一切、反応せず、その後、中国側は胡錦涛との会見をエサに、宋楚瑜に自由な発言を許さなかった。功に焦る宋楚瑜も中国側の圧力に屈し、最終的に中国側の主張を丸呑みするような、言動をその後、繰り返した。

 そして胡錦涛はその後の実況中継で、中台交渉の再開の前提は「ひとつの中国を原則とした九二共識を堅持し、台湾独立に反対することを堅持することが、中国と台湾が対話と協議を進める政治的基礎であり、中台関係の平和と安定を発展させる基礎である」と発言し、中国側が主張する九二共識とは「一つの中国」であり、藍陣営が主張する「一中各表」ではないことを改めて主張した。

 宋楚瑜の訪中は、藍側陣営と共産党、ともに主張する「九二共識」の認識には、双方大きな隔たりが存在することを改めて証明したともいえる。
 
 しかし馬は引き続き「一中各表」を訴え、それが中国との交渉の原則であると主張している。そもそも「一個中國,各方表述」という国民党側の主張そのものが矛盾に満ちた概念で、双方の矛盾、問題点を棚上げにして、実質的な交渉を進めたいという馬の都合のいい主張が受け入れられるか、きわめて不透明だ。現時点で中国共産党側が認めてない「原則」を盾に、馬の外交政策は中国側の善意を期待するというきわめて、楽観的な政策だとも言える。

 それは馬の楽観的な姿勢が持つ危うさは軍事関連に関する発言でも、当てはまることが言える。馬は両岸の軍備拡張競走に反対すると主張し、台湾の防衛用軍備の充実に反対し、国民党は兵器購入に関する予算を凍結させ続けている。台湾側の軍備は立法院の混乱の影響を受け、頓挫したままだが、一方の中国側は着実に軍備拡張を進める計画を立てている。核兵器の開発を含め、さらなる軍備の現代化を進めている。現時点で、中国は台湾を直接攻撃するにかけていると言われているが、このままでは両者の軍事バランスが崩れ、中国が軍事的に圧倒的に優位に立つのは、時間の問題であるとも言われている。
 馬は中国の軍事的圧力の強化に対しても、対話を進めることによって、緩和できるという中国側の善意に期待するという楽観的な政策を主張しているが、馬の楽観的観測が実現できるか否かは、まったく不透明である。

 またもう一つの問題は両岸関係の中国の国内問題化という問題もある。中国は両岸関係を国内問題として、処理することを望み、国際社会の関与を極度に警戒している。
 それは先日、麻生外務大臣が「台湾は国家である」と国会で発言した際、麻生大臣は、その言葉を直後に取り消したにもかかわらず、強い口調で麻生大臣の発言を非難したことからも分かる。
 陳政権は両岸問題の国際問題化、すなわち国際社会の関与の基に、中国と台湾が対等に交渉することを望んでいる。しかし中国は、国際社会の関与を拒否し、民進党の陳政権とは一切の交渉を進めないことを示している。
 しかし馬が主張する、パンダの受け入れ、直航の実現、中国学位の認定、経済交流の加速など、馬の主張は台湾がなし崩し的に中国の一部に組み込まれ危険も持ち、両岸問題が中国の国内問題化進み、馬も共産党との対等な交渉を望んでいるようだが、実際には、中国の飲み込まれる可能性がある。
 また台湾経済と中国経済の一体化の問題について、馬は統一問題と経済問題は、異なる問題であるという認識を示したが、中国側は経済を台湾の統一工作の重点にしているのは明らかで、民進党を支持している企業に圧力を加えていることは、たびたび報道されている。こうした圧力で、特に有名なのは奇美企業で、自分のBlogの過去のエントリーで、奇美企業に対する中国の圧力について、書いたことがある。

 前回訪欧の際、馬は国民党の両岸政策に関する発言を二転三転させ、馬は信頼性で大きく疑問が持たれた。そのため今回の訪米では前回の失敗を生かして、両岸関係に対する今後の政策を明確にする必要があった。
 そのため今回、馬は中国と積極的に交渉を進めると主張する一方、早急な統一に反対すると明言し、急激な変化を好まない、いわゆる中間層の支持を増やし、馬の支持率は一時的に上昇する可能性はある。その点では今回の訪米はそういう点では成功だったかもしれない。藍系メディアは連日、馬の訪米を大きく取り上げ、馬がアメリカの著名大学を訪問し、外省人エリートの子弟らに歓迎されたことを「馬現象」だと自画自賛している。

 だが私見だが、馬が主張する政策は対独宥和政策を主張したイギリスのチェンバレンを想起させ、中国側の善意に一方的に期待する馬の外交政策は、楽観的過ぎと危惧している。

2006.03.24

反射神経的な記事

馬主席、米政府高官と会談/ワシントン、中国反発も

 【ワシントン22日共同】訪米している台湾最大野党、国民党の馬英九主席(台北市長)は22日、ワシントン市内で米国務省ナンバー2のゼーリック副長官やヒル国務次官補ら5人前後の米政府高官と会談した。米台関係筋が明らかにした。

 馬主席は高い支持率を誇り、次期総統の呼び声も高い。海外での台湾の公人による活動について中国は神経をとがらせており、今回の会談に反発する可能性もある。

 会談内容は明らかでないが、最近の中台関係や民主進歩党の陳水扁総統が対中関係の諮問機関、国家統一委員会などを事実上廃止した問題、さらに台湾による米国からの先進武器の購入が国民党などの反対で難航していることなどについて協議したとみられる。

 先日のエントリーで日本の台湾に関する報道は反射神経的に「中国が反発する可能性がある」と書くと書いたが、上記の共同通信の記事で、やはり「海外での台湾の公人による活動について中国は神経をとがらせており、今回の会談に反発する可能性もある。」と書かれていて苦笑いしてしまった。

 最近の中国の台湾政策は基本的に宥和政策を訴える国民党のみと交渉を進め、独立志向の強い民進党を一切無視し、交渉することすら拒み、陳水扁政権を国際的、国内的に孤立化させ、2008年に国民党政権を樹立させることを望んでいるように思える。ようするに中国にとって都合の悪い小泉政権との対話を一切拒否していることと同じように、中国は 陳政権を無視し、孤立化させることを画策している。
 陳政権と対立する国民党の馬英九は中国にとってむしろ都合のいい人物なので、馬が中国との対話路線を続ける限り、馬に対して強い立場を打ち出さないだろうというのが一般的な見方だと思う。
 その証拠に、今回の馬のアメリカ訪問中の演説で、大陸出身の中国人留学生が大挙して押し掛けていると報道されている。今までの台湾の政治的指導者の訪米の際、デモを行っていたのとは全く異なる姿勢を見せている。

マックで嘸蝦米輸入法

 最近、よく大学のマックを使うことが多い、マックで中国語をうつとき、困ることは、私が普段常用している嘸蝦米輸入法を使うことができないことだ。

 一応、マックosx版の嘸蝦米輸入法も存在するが、台湾ではマックの市場が小さいこともあり、対応しているosがosx10.3で止まり、10.4で使用する際では、文字化けする致命的な欠陥がある。

 しかし最近、台湾のapple userで話題になっている中国語IME open vanillaを使えば、嘸蝦米輸入法を使えることを台湾のblogで知った。参照元http://www.eyio.net/archives/2005/12/04/851/

 主に嘸蝦米輸入法のunix版にあるliu.cinというファイルを「(Library)」->「OpenVanilla」->「0.7.2」->「UserSpace」->「OVIMGeneric」に入れれ、オプションでliu57を選択すれば、open vanillaでも嘸蝦米輸入法を入力可能になる。
 win版と比較すると、機能が劣るし、一部不具合(時々、入力後無意味なスペースができ、少し不便、ただそれも修正する方法があるらしい)もあるが、これでマックでも中国語を比較的素早く入力することができる。

また Boshiamy 嘸蝦米查碼程式

を使えば、入力できない漢字を調べることができる。

2006.03.21

ひとりごと

 最近、GoogleNews日本語版を読んでいると、人民日報の記事が掲載されていることに気づく。
 日本語で読むことができる中国系のメディアは、他にもチャイナネット中国情報局 などがある。中国情報局は一応、表面的には民営のメディアだが、人民日報チャイナネットはともに国営のメディアだ。これらWebサイトははYahooやgoogleでも、よく見ることが多い。

 一方、台湾の場合、TaiwanNewsTaipei Timesなど英語のニュースサイトはあるものの、日本語のWebを運営している台湾の新聞社はない。いちおう台北駐日経済文化代表処が運営している台湾週報や独立派が発行しているメールマガジンの台湾の声があるものの、googleやyahooにニュースソースとして、掲載されているメディアではない。

 そのため、ポータルサイトから台湾のニュースを探そうと思うと、日本の新聞社による報道か、中国からの報道に限られ、台湾の立場にたった報道するメディアは少ない。中国メディアの台湾に関する報道は、無論、中国政府の立場に沿った報道で、かなり偏向していて、日本のメディアが台湾関連のニュースを報じる場合も、その報道の最後に「~中国の反発を呼ぶことは必至だ」と付け加えるなど、中国側にたった報道が多い。(もっとも台湾内のメディアも、藍系と緑系にはっきりわかれ、藍系は相変わらずアンチ台湾的な報道を続けているので、さらに面倒くさい。

 韓国系新聞の場合、中央日報朝鮮日報、 東亜日報など主な韓国の新聞社は日本語版のWebを持ち、それぞれ、韓国側の観点から日本で報道している。

 台湾のメディアも、韓国系のメディアのように日本でWebを通じて台湾のニュースを流すことはできないのかな。

2006.03.20

馬英九の満足度が急降下中だって

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 TVBSを見ていたら、馬英九の施政満足度がここ三ヶ月の22%、下降していると報道していた。

TVBSはこの結果を

國民黨籍選民,則是沒意見的人多了一成,稍微稀釋滿意度。至於親民黨籍選民的態度,變化相對明顯,多了一成對馬不滿意。

馬英九重要幕僚分析,部分縣市首長涉及弊案,也可能是民調下滑的原因。

 国民党支持者で意見なしが一割増加し、満足度が多少減少し、親民党支持者の態度ははっきりと変化し、馬に対して不満を持つものが、一割増加した。
 馬の幕僚はこの結果を、ほかの市長、県庁が絡んだ汚職事件が、世論調査で減少した原因の可能性があると分析している。TVBS新聞

と報道しているが、実際には馬が中国政策に対して、毎回、その主張が変わり、その結果、各方面から非難された。、一ヶ月前も、両岸関係に関する意見広告だし、台湾独立も将来的な選択肢の一つであると主張したが、非難されると、その意見広告を翻すなど、意見の一貫性のなさをあらわし、緑、藍支持者双方から、非難される結果となってしまった。

 台湾ではよく、世論調査では、「満足度」を使うことが多い気がするが、日本語の「支持率」とどう違うのか、私は実はあんまりよく分からない。 

 それはともかく、馬は現在訪米中で、その動向、と発言に注目を浴びている。国民党は現在、陳政権がアメリカから、兵器購入することに反対し、立法院で兵器購入予算を凍結し続けているが、今回の訪米中、アメリカは、間違いなく、馬に何らかの圧力をかけるが、どのように説明するのか、または両岸関係に対して、どう発言するか注目されている。

 先月のヨーロッパ訪問中では、メディアのインタビューを受けていた最中、馬の両岸関係に鋭いツッコミを入れられ、馬脚を現したが、今回はどうなるのか。

 この訪米で気になった報道のひとつは、

在大陸僑社方面是比較有趣的,因為過往只要有台灣的官員來訪,他們都會發動僑民來飯店前門口抗議,但是這次應該不會有這樣的狀況發生,對於馬英九他們有高度的興趣,大陸媒體也不是以以往的方式報導,對於馬英九算是很友善的。

 大陸出身の華人の反応も注目されている、以前、台湾の政府関係者が訪米する際では、大陸華人はホテル入り口で抗議を行っていた。しかし今回は、このような状況は発生せず、大陸は馬英九に高い興味を示し、中国のメディアも以前のように、報道せず、馬英九に対して友好的に報道している。TVBS新聞

 このように馬は中国から、気に入られているようだが、それが台湾人にはどう映るのかな。

 馬はニューヨーク、ボストン、ワシントン、サンフランシスコ、ロサンゼルスをまわり、政府関係者などと会談し、その後留学先のハーバード大などで講演を行う予定らしく、アメリカの各種メディアのインタビューにも答えている予定らしい。

2006.03.18

318デモの感想

 原付運転中、民進党の318デモを見かけた。
正確な人数はよくわからないが、最低でも数万人はいるのは、間違いなさそうだ。国父記念館から忠孝東路をとおり、総統府まで非常に長いデモが行われていた。道端で見学するギャラリーも含めば、10万人を超えていたのでは。

 先週、国民党主導で行ったデモでは2,3千人しか参加しなかったことを考えれば、非常に大きな差がある。

 こうしたデモの動員、経験などは、
民進党>>>>>>>>(こえられない壁)>>>国民党
であることには、間違いない。

 デモとは言いつつ、その実態は非常に台湾的というか、おおらかな雰囲気で、祭りなどで使う銅鑼にあわせて踊る人や、プラスバンドで演奏する人もいて、非常ににぎやかで、デモというより、カーニバルの方がその雰囲気は近いのかもしれない。
 今日のデモだけでなく、近年、民進党が行っているデモは、おおむね平和的な雰囲気で行われていている。しかし一方、国民党が主導するデモでは、興奮した民衆が自殺する事件が起きるなど、殺伐した雰囲気が満ちていて、雰囲気が大きく異なる。

 同じ台湾のデモでも、雰囲気がこのように異なるのか、まじめに考えるべきかなとも思った。
 単純に本省人と外省人の気性の違いかもしれないが。それだけではないようにも思える。
 外省人のアイデンティティの問題に関しては、フランス人のStephanc Corcuffが「風和日曖」が詳しいが、
 以前、権力を占拠する地位にあった外省人(ここで指し示すのは、すでにある程度の年齢の人々を表す、30年代以前の若い世代は、すでにそうした傾向はそれほど強くないように思える)が、その正当性を失い、一方、過去の国民党が吹聴していた中華思想を捨てられず、デモを行う際、そうしたルサンチマンが表面に現れるのかとも思える。

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 私の写真のとり方が下手で、少し見づらいが、一番右の写真で、台湾人がもっている抗議のプラカードのひとつに、日本語で「支那人の馬鹿野郎、台湾人をなめるな」と書かれていたのは、少し苦笑いしてしまった。

2006.03.16

文革博物館建設要求に対する中国政府の反応

 中国は日本に対し、過去の戦争問題を取り上げ、たびたび日本を非難している。

 先日も、中国の外交部長が記者会見で、日中関係の悪化について、「侵略戦争を起こしたA級戦犯への参拝を受け入れられないのは、中国人民だけではない。ドイツ人は『日本の指導者は、なぜこんな愚かで反道徳的なことをするのだ』と言っている」と強い表現で非難するなど、歴史問題をめぐって、日本と中国は対立している。

 中国は南京事件を記念する博物館を建設するなど、各地に抗日博物館を建設し、戦時における日本軍の行為を非難し、南京の博物館を世界遺産にする運動をしているといわれている。このように中国は、今、戦争時の歴史教育を極めて重視している。 日本の過去の戦争に関して、強く非難している。一方国内の歴史問題について、どのように対応しているのか。

 今年は文革勃発40周年記念であり、終結三十周年にあたる。文革の十年間で、1000万人以上の人々が殺されたと見られる。
 この悲劇に対し、中国国内では、学者や知識人などが「文革博物館」の建設など、文革記念行事を行うことを求めている。

 こうした要求に対して、中国政府側の反応はいたって冷たい。文化部長、孫家正はメディアの取材に対し、「われわれは文革関係記念行事を行うことを認知していない、文革であれ、その他歴史問題でもあれ、すでにはっきりした結論がある。われわれは全力を尽くし、全民族の偉大な力を団結し、われわれの国家を建設し、和諧社会の実現を目標に<注、和諧社会とは「調和がとれている社会」という意味で、近年、中共政府が強調するキーワード>、前向きに前進しなければならない」と答え、中国当局が文革記念活動を行うかという質問に対して、「行わない、それが結論である」と断言し、中国政府として、文革を大々的に取り上げることはしないことを明言し、文革を直視するよう求める声に対して、過去にこだわらず、前を見て、処理すべきだと発表した。 中國時報

 ちなみに日中戦争での死者数は、戦後直後、国民党、ならびにGHQの発表によれば130万人の死者だと発表している。もっとも現在、中国側は3500万人の死者数がであると公式に発表している。
 関係ないが、日本で、日中戦争中の日本軍の虐殺行為を告発したルポで、有名なのは本多勝一の「中国の旅」や「南京への道」などがあるが、彼が中国各地で
日本軍の取材をしていた裏側では、中国政府による虐殺が進行していた。だが本多はそうした現在起きていた悲劇には一切目もくれなかった。あるいはそれを記事に書こうはしなかった。

 中国側は、日本に度々、歴史問題を直視せよ、と非難しているが、いざ自己の歴史問題を討論することを求められれば、「過去にこだわらず、前を向いて前進しよう」などと、急に開き直っているのが、現状である。

2006.03.15

生卵を食べたら、脳内に寄生虫が

 最近、Wikipediaの卵かけご飯を読んで、久しぶりに卵かけご飯を食べたいなと思ったが、台湾では生卵を食べる習慣はあまりない。 

 以前、どっかの客家料理屋で卵かけご飯に似た料理を食べたことがあったが、ちなみにその料理は卵かけご飯に良く似ているが、単純に生卵にしょうゆをかけるのではなく、魯肉飯に使うたれと、生卵を混ぜた料理で感動的においしい料理だったが、そのレストラン名と料理名は忘れてしまった。

 一般的に台湾で、日本人は生卵を食べると言うと、たいていの人が顔をしかめる。日本人は文化的に生食を好んで食べる食文化を持つ。しかしこれを海外でも実践すると、怖い目にあったりする。
TVBSの報道によると、

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広東省の鄧さんは、一ヶ月ほど前から、突然頭痛、めまい、そしてふるえを訴え、病院に運ばれた。

診断の結果、なんと脳内に寄生虫が発見された。
 鄧さんは生卵や生食を食べるのが好物で、よく食品を生のまま食べていたそうだ。

 医者によれば、このような寄生虫は野生動物内に付着し、人がその動物を食べた後も、生存する。
この種類の寄生虫は、人の脳内で、最大15年ほど生存そうである。

 通常、寄生虫は消化器官に発生することはよくあるが、脳に寄生虫が見つかった例は珍しく、世界でも百例を超えない、しかし広東省では、ここ三ヶ月ですでに二例も、脳内に寄生虫がある症状が見つかった。

 海外では、生ものを食べる際には、くれぐれも気をつけましょう。

312デモの参加人数

 先日行われた国民党のデモの参加人数について、当初10万人動員することを目標としていたが、前述のエントリーむじなさんの観察の通り、動員に失敗し、まったく盛り上がらないデモに終わった。(デモの最中で、、自殺者が出たり、別の意味では、盛り上がったが)

 今回の抗議には、台北市長兼国民党主席馬英九は、「警察の統計によれば、2萬6000人が参加した」と発表した。だがこの発表に台湾の掲示板で鋭いつっこみが入っていた。

南方論壇藍312遊行 「像天氣一樣冷」

で当日の報道写真から、実際の人数を推測していた。

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一區100人算.一共1000人而已
再給他乘2或乘3好了
頂多3000人
當台灣人是傻瓜這麼好騙
馬英九你真詐~

 今回のデモの参加者は多くても、3000人ぐらいだろうとツッコミを入れていた。
ちなみに、昨年の反国家分裂法制定の反対デモの際の写真はこちら。

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2006.03.14

チョウユンファが南京事件を舞台にした抗日(反日)映画に出演予定

先日、イーストウッドが南京事件に関する映画を監督するという報道があり、後にそれは事実でなかったことが明らかになったが、3月13日のBBC中国版の報道によれば、それとは別に、アメリカ南京事件に関する抗日映画が製作されているようだ。

この映画は007 Tomorrow Never dieの監督を務めたRoger Spottiswoode ロジャー・スポティスウッドが監督を務め、ハムナプトラに出演したBrendan Fraserが主役のイギリス人記者ジョージを演じる。そしてチョウユンファが中国軍人を演じ、ミシェルヨーも農村に住む女性として、出演する予定である。

 <苦海>は、今年中に中国内で撮影される予定で、1937年の日中戦争を舞台とし、イギリス人記者ジョージが残虐な日本の侵略軍の厳密な封鎖の中、中国人の子供らを救出するストーリになる予定だ。

  チョウユンファは中国軍人を演じ、主人公のイギリス記者が孤児を救出するのを助ける役割を担う。

 チョウユンファのインタビューによれば、今回の映画では、主人公を演じるのではないが、この映画の台本に感動したため、この映画に出演することを決めたと語った。周潤發將出演抗日電影《苦海》BBCDWNEWS.COM

チョウユンファ(周潤發)は亞洲影帝と呼ばれ、現在も中華圏ではトップスターで、そのチョウユンファが脇役という形で、中国を舞台にした映画に出演するのは例外のように思える。
 ただ前述のイーストウッドが南京事件の映画を撮影する報道と、この映画は実際の関連性が薄そうで、これは文芸映画ではなく、南京事件を舞台にした娯楽映画になりそうだ。

2006.03.12

国民党の抗議デモ

藍312遊行 「像天氣一樣冷」

國民黨今天下午舉行「拚生活、救台灣」大遊行。黨中央雖預估約可號召十萬民眾上街頭,但不少黨籍立委私下洩氣地表示,遊行的主題訴求保守低調,無法激發民眾熱情,今天下午遊行的溫度,可能就像來襲的冷氣團一樣冷颼颼。http://tw.news.yahoo.com/060312/15/2xko2.html

 陳水扁総統が国統会の終止を決定した事を受け、本日三月十二日、国民党、親民党合同の抗議デモが行われた。

今回のデモは、「国統会の終止」に反対というのが、元々のテーマだった。国民党側は今回の陳政権の決定は両岸関係を一方的に刺激し、中台関係を悪化させるというのが、国民党側の意見だ。

 だが国民党側は、陳水扁の「国統会の終止」に反対する一方で、3月14日で、制定一周年を迎える中国の反国家分裂法については、反対を一切示さないという矛盾を示し、その矛盾を非難され、結局、今回のデモのテーマを「拚生活、救台灣」、「顧民生、拚經濟」と、統独問題を棚上げし、極めて抽象的テーマに変えて行った。

 しかし聯合報が報道した通り、非常に冷めた抗議デモにおわったようだ。国民党主席、馬英九も人気があることには、間違いないが、大衆扇動型の政治家ではないことを改めて、見せ付ける結果になってしまった。

 それはともかく今回のデモで、個人的に気になっていたことは、今日も雨が降るかどうかだった。
 陳水扁が二期就任後、国民党側は何度も、抗議デモを行っているが、大規模な抗議デモをする日はなぜか異常なほど降雨率が高い。
 今日も朝方は曇っている程度だったが、抗議が始まる時間になると、やはり雨が降ってきた。
国民党幹部の中に、とんでもない雨男がいるに違いないと確信した今日一日だった。

2006.03.10

麻生発言に関する台湾側政党の発言

麻生外務大臣の台湾は「ひとつの国家」である発言に関して、台湾の主要政党の発言。

国民党:国名は中華民国である

麻生太郎が台湾はひとつの国であるという発言に対して、国民党首席副書記長の蔡錦隆は 「その国名は中華民国である」と反応し、

外交委員召集人謝文政は麻生氏は台湾カードを用いて、中国を対抗しているのであって、別に大きく反応する必要ないと答え、

蔡錦隆は、国民党は「一中各表」と「九二共識」を受け入れている、そうした前提で、麻生氏が言う国家とは「中華民国である」と指摘た。また中華民国は台湾で長らく自由と民主主義を堅持していることは事実で、「麻生氏はその事実を指摘したに過ぎない」と反応した。

http://news.yam.com/tdn/politics/200603/20060310311885.html

親民党:ぬか喜びすべでない

親民党立法院召集人呂學樟は、台湾は元々、独立主権国家である、しかし日本政府の発言は日本の国益を出発点とした発言かもしれず、台湾は外国人の一言、二言でぬか喜びする必要ないと表明した。呂學樟は続いて 台湾が国家であるというのは、基本的に正しく、台湾の統治権は中国に及んでいない、そして対岸が一つの政治実体であることを認めている。今回の日本側の発言は、日本の国益から発言されたかもしれないが、深く考慮しなければ、その深層の意義を理解するのは難しい。台湾は外国人の発言でぬか喜びするのでなく、国家の明日は現在の政府の行為によって、決定されるのだと発言した。

http://news.yam.com/tdn/politics/200603/20060310311884.html

台灣團結聯盟:日台関係の夜明けが来た

 台湾団結連盟(台連)の総召集人黄適卓が 日本の外務大臣の公な発言は「日中関係の夕暮れ、日台関係の夜明け」を示していると発言し、日本は中国の脅威が日に日に高まっていることを感じ、外交戦略が台湾支持へ傾いてきており、それは日本、台湾両国の国益に適っていることであるという台連側の考えを示した。

麻生太郎はかつてアメリカに留学した経験を持ち、親台的政治的姿勢を持ち、加えて今後の日本の首相候補の一人で、政治的未来も明るい人物である。今回の発言は日本の外交政略の変化と見なしても良いのでは、と発言し、台連は日台両国の国益に適っていると考え、歓迎を表した。

http://news.yam.com/tdn/politics/200603/20060310311886.html

民進党:台湾の努力が認められた

 民進党幹事長陳景峻は、台湾はもともと独立主権を有する国家で、数年来、ずっと民主、自由、そして人権を追求し、国際社会に積極的に参与してきた、このことは誰もが認める事である、そして日本が同盟国である台湾のために発言したことをうれしく思うと発言した。また陳景峻は台湾の努力が日本の肯定を得たことをうれしく思い、台湾の民衆も自己を良く見つめる湖と望み、皆が一緒に努力すれば、国際社会から認めるのだと表した。

http://news.yam.com/tdn/politics/200603/20060310311887.html

2006.03.06

最近、めっきり更新していない理由

1月から、家でネットを使うのをやめて、メールを受信など、必要の際は大学でネットを使うのみという生活にかえ、わざわざ大学まで来て、Blogを書くという忍耐がないため、最近、二ヶ月ほど、ほとんど更新していない、ある程度、落ち着いたら、また書こうと思っているけど、ここしばらくはほとんど更新が滞る日々が続くと思う。

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