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2009.12.26

劉曉波氏に懲役11年

 「国家転覆扇動罪」という口実で、中国当局に捕らえられている中国の民主運動家、劉暁波に対し、欧米諸国がクリスマス休暇中に、懲役11年という判決が下された。これは国家転覆扇動罪が1997年に制定されて以来、最も重い判決である。

今回の重刑に対し欧米各国は中国を厳しく非難する声明を発表している。(残念ながら、日本政府の声明は発見できず)

台湾の馬英九政権は、先日まで、中国の海協会長、陳雲林が訪台していたが、劉暁波の逮捕と11年の懲役にたいし、この問題にいっさい触れていない。その姿勢を野党から非難されている。

劉暁波は1955年12月28日、中国の吉林長春出身で、文革時期には、父母と内モンゴルに行き、大工として働いた経験も持つ。

 1977年に吉林大学中文課に入学し、その後、北京師範大学の修士号を得てから、博士号も取得している。海外で講義や国際シンポジウムに参加する経験もある。

1989年、天安門事件では、他の民主運動家とともに天安門広場で学生運動を参加し、ハンガーストライキを実施した。しかし事件後、共産党に「反革命罪」で拘束され、91年に公職を追われた。

劉氏はその後、執筆活動に従事していたが、96年、天安門事件の見直しを訴えたため、再度逮捕され、強制労働に三年間従事した。

2008年12月10日、世界人権宣言六十周年記念に合わせて、劉曉波らは08憲章を発表した。劉曉波は憲章発表一日前、政府関係者に拘束された。

08憲章とは、選挙の実施、軍の共産党支配と取りやめる事、司法と行政府の分離、中国で多党制の民主政治を執り行うなどを主張した。当初、309名の学者などの署名だったが、現在では1万人以上が08憲章を支持する書名を連名している。

 裁判では、「劉曉波氏は国家を転覆させるのを目的にして、ネットを利用し、社会に影響を与え、政権を転覆させようと他人に扇動した事、それに主動的に関わり、劣悪な影響を及ぼしたなど」と認定され、懲役11年という重罪判決を受けた。

 近年、ネットの発達によって、従来のように、共産党の情報制限、言論の自由の制限がますます難しくなっている。

 共産党は欧米諸国の反発にも関係なしに、独裁政治を続ける事を内外に示したともいえる。日本は先日の小沢一郎の朝貢外交、中国副主席の来日など日中間の外交を積極的に推し進めているが、この問題に対しては、なんらコメント発表していないようだ。残念な限り。

作成メンバー 江棋生氏に聞く 監視下で署名1万人超

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