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2009.12.30

米雑誌フォーリン・アフェアーズ (Foreign Affairs)にアメリカは中国の属国となった台湾を同盟から排除すべきという論文掲載

  米雑誌フォーリン・アフェアーズ (Foreign Affairs)といえば、 アメリカの外交問題評議会によって創刊された外交・国際政治専門誌で、外交・国際政治関係の雑誌として最も権威と政治的影響力を持つと言われる雑誌だ。

 フォーリン・アフェアーズに台湾のフィンランド化を指摘する論文が掲載され、アメリカが近年の台湾の親中政策に対するいらだち、来るべき台湾の属国化に備え、アメリカは台湾との同盟関係を解消すべきという論文が掲載され、台湾内部に少なくない反響を呼んでいる。

 この論文を執筆したのは、ポートランド州立大学助教授のBruce Gilleyで、

馬英九上台後的兩岸和解政策,使台灣愈來愈走向「芬蘭化」,具體例證包括後,台灣雖讓西藏精神領袖達賴喇嘛赴台為災民祈福,卻拒絕維族領袖熱比婭入境,馬英九本人在六四紀念日時不再批評北京,只模糊地以歷史傷痛帶過,都是不折不扣「芬蘭化」的表現。

Bruce Gilleyは馬英九が総統就任後、進めた両岸和解政策は、台湾のフィンランド化を進めていると指摘している。

フィンランド化とは「議会民主制と資本主義経済を維持しつつも共産主義国の勢力下におかれる状態を、フィンランドとソビエト連邦の関係になぞらえた語」である。

 そなわち馬英九が進める親中政策によって、台湾の中国属国化が進んでいると指摘している。

 今年夏、台湾を襲った台湾8号後、チベットの精神的指導者ダライラマの被災民の祈祷のための来台を認めたものの、ウイグル族指導者、ラビア女史の来台を拒否し、天安門事件記念日の6月4日には、例年、台湾当局は北京を非難する声明を発表していたが、今年は北京を非難する声明を発表しなかった。このような行動は間違いなく台湾の「フィンランド化」の現象の一例であると指摘してる。

さらにフィンランド化政策は台湾は中国とさらに経済的統合を進めている。この経済的統合は台湾にとって、現在からの国際社会からの孤立からある程度、脱却できるかもしれないが、その代償は少なくなく、台湾島内の反共活動は制限され、さらに軍事的にはアメリカとも距離を置く事になる。

 Bruce Gilleyは、台湾内部では馬英九に反対する声が消えかかっていると考え、台湾人は両岸の統合は軍事的対抗や、安全保障以上に重要だと考えていると指摘している。その一方、中国は台湾の主権を、地政学的観点から堅持するだろうと指摘している。なぜなら台湾は中国の対外進出に欠かせない地理に位置しているからだ。

 アメリカは過去20年間、「台湾関係法」で保護していた「台湾海峡の現状維持」はすでに存在しないと指摘し、アメリカ軍はアジアの安全保障をその他の軍事基地から守るよう主張している。そしてBruce Gilleyはアメリカは同盟関係から取り除き、台湾を中立化させ、さらにはより中国外交を重視し、台湾のフィンランド化に介入すべきではないと主張している。

  この論文に対し、台湾政界では見方が分かれている。民進党は台湾とフィンランドの政治的背景が大きく異なると指摘し、ソ連はフィンランドの主権を認めていたが、中国は台湾を併合しようとしている。馬政権の親中政策、台湾のフィンランド化は避けなければならないと主張している。

 一方、与党国民党は、この論文の主張は主流の考えではなく、フィンランド化と両岸海峡を比較する事は、両岸関係を理解しておらず、アメリカの対中、台湾政策とも異なると、主張している。

 この論文では台湾内部の馬英九に対する反発、世論の動向を軽視しすぎのようにも思える。しかしForeign Affairsという雑誌にこのように影響力雑誌に、台湾の中国化が、公然と掲載されるようになったというのが、アメリカが馬政権の親中政策にどのように捉えているのか、またアメリカ内部では、台湾の中国化以降の安全保障を考えるべきという考えが生まれつつあるという事を示しているのだろう。

参照元 自由時報

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